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〝片づけが苦手な子〟にしたくない!片づけのプロが子供にしている子育て習慣

整理収納アドバイザーFujinao(フジナオ)です。
お片づけの相談に来るママ達の共通のお悩み。
それが「子供が片付けられない子に育ってしまったら、と不安です」ということ。

そうですよね。
自分が片づけできていないのに、どうやって子供に習得させるのか。
しかも片づけは毎日の暮らしに密接に関わること。
片づけができない子、苦手な子に育ってしまったら将来困るだろう…。
考え出すと不安になってしまいますよね。

でも、大丈夫!
子供は、本来みんな片づけができる力を持っていますので家庭ではそれをサポートできる体制を整えてあげるだけ。
ちょっと思い出してみてください。
通っていた幼稚園や保育園では、お子さんはちゃんとお片づけができていたはずですよね。
ですからお家の中も幼稚園や保育園のように片づけやすい仕組みにしてあげれば良いのです。

そのために必要なポイントは4つ!

ポイント①量を減らしてハードルを下げる

家庭と保育施設や学校。
最大の違いが「モノの量」です。
おもちゃや知育グッズの量が多くなりすぎていませんか?
片づけはパズルと一緒です。
ピース(モノ)の量が多くなればなるほど難易度が上がっていきます。
子供が可愛くて沢山のおもちゃを与えすぎるとそれによってハードルが上がり、子供に片づけの苦手意識を植え付けてしまう危険性も…。
子供が片づけに苦手意識を持たないよう、購入する量を調整してあげるのも親の愛情の一つですね。

ポイント②モノの指定席を決める

幼稚園や保育園ではおもちゃを戻す場所がはっきりとしていますよね。
ですから子供達も迷うことがなくお片づけをすることができます。
家庭での片付けもモノの一つ一つに指定席を作ることが大切です。
「車のおもちゃはこの箱」「おままごとセットはこの箱」などとモノをジャンルごとにまとめて指定席を作ってあげましょう。
合わせてラベリングや中に入れるおもちゃの写真を貼るなどの工夫をすると効果抜群です。

ポイント③サッと使えてパッとしまえる仕組みにする

お客様のお悩みで「子供が積み木を片づけてくれない」という悩みがありました。
拝見してみると今収納しているのは元々販売時に入っていた箱で、積み木をしまうにはパズルのようにきっちりと詰め込まないといけない状態でした。
コロコロとやりたいことが変わる子供にとって、毎回積み木をその箱に片付けるのは苦痛そのもの。
だから片づけが続かなかったのですね。
そこで購入時についてきた箱はやめて少し大きめのボックスを用意してもらい、その中にザックリと収納するシステムにしました。
毎日使う積み木なので、蓋も使いません。
するとそのお子さんはちゃんと積み木を片づけられるようになったそうです。
このように出し入れにかかる手間数を減らすことで片づけのハードルはグッと下がります。
「めんどくさいな」と感じたときには出し入れにかかる手間数が多くないか確認してみましょう。

ポイント④片づけのタイミングを決める

みなさんは幼稚園や保育園の話で「お片づけの時間」があったことは覚えていますか?
先生がピアノを弾きながらお片づけの歌を歌い、みんなで片付ける。
子供の保育施設ではそうやって物事の切り替え時に場をリセットする習慣をつけています。
家庭でもこの習慣がついていないと散らかりが蓄積されて手に負えない状態になってしまいます。
例えば「ご飯の前」「出かける前」「寝る前」など、何か行動が切り替わるタイミングでちょこっと場をリセットする習慣を作ってみると、お家の片づけがグッと楽になりますよ。

まとめ

最後に。
みなさんは、子供に朝の「おはよう」という挨拶や食事のマナー、ルールを教えるときに一度教えてできないと諦めてしまいますか?
そんなことはないですよね。
一度で身につくはずはない、と何度も根気強く教えてあげているはずです。
片づけについても同じことが言えます。
片づけの習慣も一度言ったからと言ってすぐに身に付くものではありません。
親が一緒になって片づけたりモノの見直しをして、繰り返し「自分の身を置く環境を整えることの大切さ」を伝えることが大切です。
モノを手放すのを嫌がったりすることもあると思います。
そんなときには本人が「困った」と思うタイミングまで見守ることも必要になるかもしれません。
子供は「困った」から学びます。
ぜひお子さんのより良い未来のためにお片づけ習慣の会得につきあってあげてくださいね。
整理収納アドバイザーFujinao(フジナオ)でした。

整理収納アドバイザー
Fujinao

「部屋の景色が変われば人生が変わる」がモットー。
無理のない片付けの方法を教えます。 オフィシャルブログ「片づけの力」

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