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寝室。
基本的には「寝るため」の部屋ですが、 衣類の収納スペースや書斎として使う方も多いですよね。

色々と物は収納したいけれども、 快適な睡眠をとるためには、すっきりとした空間も諦められない。

今回のコラムでは、必要な収納を確保しながら、 すっきりした寝室を実現できる家具の選び方をお伝えしたいと思います。

衣類を収納する場合

クローゼットの広さが十分ではない場合、寝室内に箪笥を置くこともあると思います。
そのような時は、次のような特徴のある家具を選んでみてください。

☑すっきりとしたデザイン
☑買い足して並べやすいデザイン


具体的な家具をご紹介していきます。

サイズ違いの棚
こちらは同じシリーズのサイズ違いの棚を3つ並べたもの。
上部は本やアートを置くなど飾り棚として使えそうです。

背が低い明るい色の家具を選ぶことで、圧迫感を減らすことができます。
引き出しには把手がないデザインですっきり、脚がついているため部屋を広くみせる効果も。

幅は3タイプから選べるので、収納量に合わせて組み合わせるとよいでしょう。
収納が足りなくなっても、買い足して横に並べやすいですね。

白い棚
このような家具もおすすめです。
白い壁の前に、白い棚を置いてみた事例です。

一つ前にご紹介した家具よりは背が高いですが、壁と同化しているため圧迫感を感じさせません。
棚を置くことができる範囲が限られている場合にぜひ採用してほしいアイディアです。

オープンラック
思い切って見せる収納をする方法もあります。

このような背面がなくフレームの細い棚を選べば、奥の壁面が見えるのですっきり。

ギュウギュウに物を収納する、というよりは、今よく使っているアウターやバッグ・小物類などを
店舗のディスプレイのように美しく展示というイメージでしょうか。

見せる収納は上級者向けですが、自分のお気に入りに囲まれてぐっすり眠りたいという方には
ぜひ挑戦していただきたいアイディアです。

大きくて長いものを収納したい場合

スノーボードやラグなど、長いものを収納する場所に困っている方も多いのではないでしょうか。

クローゼット内に置くこともできるけど、 使いやすい収納スペースは、取り出す頻度が高いものに譲りたいですよね。

おすすめしたいのが次の方法です。

☑「ベッド下」をうまく利用する

ベッド
下に空間があるタイプのベッドを選べば、2mほどの長いものも収納することができます。

通気性を考慮し、余裕をもって収納するようにしましょう。

ドレッサー置きたい、書斎を兼ねたい時

寝室にドレッサーを置いたり、書斎として使用したりしている方も多いでしょうか。

ドレッサーとは「収納・机・鏡」がセットになった家具。
せっかく机があるので、ドレッサーとしてだけではなく、 書斎や在宅勤務スペースとしても兼用できるとよいですよね。

収納家具の数を減らすことは、すっきりとした寝室づくりに効果的です。

兼用しやすいタイプに共通する特徴は次の通り。

☑鏡が収納できること

具体的な家具を見てみましょう。

コンパクトドレッサー
コンパクトな寝室におすすめしたいのがこちらです。

幅53cmほどの小ぶりなドレッサーですが、作業スペースとしては十分ではないでしょうか。
コンセントも用意されています。
コンパクトドレッサー
鏡の足元を一段下げ、化粧水など背の高いものを収納できる工夫も。

コンパクトドレッサー
蓋と前板をしめればこのとおりすっきり。
上部はデスクとして使用できます。

寝室を書斎としても使いたいのならば、書斎用のデスクをドレッサーとして使うアイディアもあります。
それを実現する方法は次のとおり。

☑収納付きの机を置き、鏡は別で用意する

例えばこのような家具はいかがでしょうか。
PCキャビネット

一見普通の棚ですが…
PCキャビネット

天板をスライドさせるとPCデスクに早変わり。
PCキャビネット
下部には両開きの十分な収納スペースがあります。
半分は仕事用、半分はメイクグッズ。夫婦で半分ずつ場所を分けるなど工夫してみてください。

メイク道具はメイクボックスにまとめて収納すると使いやすそうですね。
このような置き型の鏡を導入するのもおすすめです。

置き型ミラー

机も棚も置きたいけど、とにかくスペースがなくて・・という方におすすめしたいのがこのような家具です。

棚付きデスク
幅80cmほどのデスクの上部に棚がついています。

少し背の高い家具ですが、細いフレームで構成されたデザインなのでそれほど圧迫感はありません。

扉入ってすぐ脇の壁に設置するなど配置の工夫もしてみてくださいね。

まとめ

収納を確保しながら、すっきりした寝室を実現する方法…

☑ 衣類収納は、すっきり・拡張しやすいデザインを選ぶ
☑ ベッド下を活用する
☑ 収納やドレッサーを兼ねることができる机を選ぶ

これらのコツを参考に理想の家具を見つけてみてください。

一級建築士/ライフオーガナイザー
kiko

一級建築士・ライフオーガナイザーの視点から
インテリアともの選び、暮らしの工夫をご紹介いたします。 instagram

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