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季節を感じる暮らしをしてみたい。
でも何から始めればよいかわからない。

そのような方にお勧めしたいのが、 旬のお花や枝ものを生活に取り入れてみることです。

お花なんてハードルが高い・・とお思いですか?

筆者が花のある暮らしを始めて2年ほど。
最初はわからないことだらけでしたが、 少しずつ自分にフィットした楽しみ方がわかってきました。

自他ともに「面倒くさがり」「適当」な筆者が続けられる秘訣とは?

今回のコラムでは 初心者でも長続きする、花のある暮らしの楽しみ方をお伝えしたいと思います。

何から始めればよいの?

花のある暮らしを楽しむために、最低限必要なものは次の2つです。

☑お花を入れる容器
☑茎を切る道具

お花を入れる容器と言えば花瓶が思い浮かぶと思いますが、 「水が漏れない」容器であれば何でもOK。

家にあるワインやジャムなどの空き瓶。最近使っていないグラスやカップなどでも構いません。





新たに購入する場合は「シンプルなシリンダー型のガラス花瓶」がおすすめです。

お花屋さんでもよく見かけますよね。

サイズ違いで揃えれば、お花のボリュームや長さに合わせて使い分けることができて便利。

透明でお花自体の邪魔をしないので、花瓶との相性を気にしなくても大丈夫です。





お花を長持ちさせるためには、茎をスパッと切ることが大切。

やはり専用のはさみやナイフがあるとお花のお手入れがしやすく、長持ちします。

生花はさみや花鋏という名称で売っているので、ぜひ用意してもらいたい道具です



どこでお花を買えばいいの?

お花を入手するためにはいくつかの方法があります。

① お花屋さんに行く
② ネットで購入し、配達してくれるサービスを利用する
③ スーパーの生花コーナーを覗いてみる

それぞれのメリットを説明します。



① お花屋さんに行く



メリットはなんといっても「店員さんに相談できる」ところです。

好みに合わせてお花を選んでくれたり、お花の豆知識を教えてくれたり。
どのような手入れをすればよいのかアドバイスをもらうこともできます。

お花のセレクトは店主のセンスそのもの。
好みのお花屋さんが見つかったら、どのシーズンに行ってもお好きなものが見つかるはずです。

花瓶を置いてあるお店も多いので、どのような花と合わせるとよいか相談しながら お好みの花瓶を購入することもできそうですね。





② ネットで購入し、配達してくれるサービスを利用する



メリットは「買いに行く手間がなくなる」ところ。

最近は様々なサービスがありますよね。

定期便でポスト投函してくれたり、お任せのブーケを安価に販売してくれたり。
旬のお花を気軽に購入できるので、筆者もよく利用しています。

見たことがないものやお店では買わないかも・・というお花が実は好みの感じだったりして 新たな出会いがあるのも魅力です。





③ スーパーの生花コーナーを覗いてみる


お花屋さんもネット購入もなかなか踏み切れないわ、という方にお勧めなのが、 いつもお買い物しているスーパーの生花コーナーを覗いてみること。

仏花だけではなく旬のお花も一緒に販売されていることも多いです。しかも安い。

お買い物のついでに、一束購入してはいかがでしょうか。




お花を手に入れたらいよいよ自宅で楽しむ時間です。

初心者でも楽しみやすい飾り方

お花=花束やアレンジメントといった印象をもっていませんか?

組み合わせを考えたり、どこから見てもきれいになるようにバランスを整えたり・・
筆者も以前はそういったイメージを持っていて、自分にはとてもできないと感じていました。

花のある暮らしを始めてから、試行錯誤の末に行きついたのは 「1つの花瓶に1種類のお花」というルール。

お花を買ってきたら、そのお花のイメージや長さに合う花瓶を選び、1種類だけを飾る方法です。
茎をカットして短くなってきたら、違う花瓶に移し替えればOK。
雰囲気が変わり長く楽しめます。

このルールと取り入れたら、お花同士の組み合わせや長さ調整をする必要がなくなり 一気に心が軽くなりました。

慣れてきたら2種類のお花を組み合わせてみるなど、色々試すのもよいですね。

ブーケや花瓶の場合は?

ブーケや花束は、しばらくそのまま楽しみましょう。

お花によって日持ちが異なるので、茎のカットをしてバランスが悪くなってきたら ブーケをバラして、それぞれ違う花瓶に移し替えてみてください。

写真右側はクレマチスのブーケ。
カットして短くなってしまったクレマチスを左の花瓶に移したところです。
同じお花でも、飾り方によって大きく印象が変わります。

花瓶集めを楽しむ

「1つの花瓶に1種類のお花」ルールを始めると、様々なタイプの花瓶が欲しくなるはず。

インテリアが好きな方は「インテリア雑貨を増やす」という感覚で探してみてはいかがでしょうか。

筆者がコツコツとあつめている花瓶の中からお気に入りをいくつか紹介します。


〇オブジェのような花瓶



こちらは本来ピッチャーとして売っているもの。

注ぎ口に茎が引っ掛かるためこのタイプは案外お花が活けやすいです。

表面に繊細な模様が施されており、そのまま置くだけで美しいオブジェとして成立します。



他のインテリア雑貨と組み合わせ、小さな花瓶たちを集合させてみました。

高さや素材の異なるものを組み合わせるのも楽しいですね。





紙袋のようなデザインが珍しい花瓶。 手のひらサイズで、短くなってしまったお花でもバランスがとりやすく重宝しています。



〇変わり種の花瓶



水に浮いているのは水面のようなものは雑草専用の花瓶。

細い茎でもお子さんが持ち帰った、小さなお花を活けてあげるときっと喜んでくれることでしょう。




こちらは試験管が何本も連なったようなデザイン。

お花の種類や長さがバラバラでも、なんとなくまとまったように見えるところがお気に入りです。

多種多様な花瓶がありますので、お気に入りのものを見つけてみてくださいね。

まとめ

初心者でも長続きする、花のある暮らしの楽しみ方…

☑ 自分が入手しやすい方法でまずはお花を買ってみる
☑ 「1つの花瓶に1種類のお花」を試してみる
☑ 花瓶をインテリア雑貨として捉え、自分の好みに合わせて選んでみる

これらのコツを参考に、花のある暮らしをぜひ始めてみてください。

一級建築士/ライフオーガナイザー
kiko

一級建築士・ライフオーガナイザーの視点から
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