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おもちゃと環境について考える

子どもは遊びの天才。
その遊びを充実させるうえでおもちゃは大切や役割を担っています。

我が子のためにいいおもちゃを与えてあげたい!という気持ちの一方、
イベントごとにどんどん増えるおもちゃに頭を悩ませている方も多いのではないでしょうか。

「おもちゃ」といってもそのジャンルは多様です。

ぬいぐるみ、積み木、ビーズ、ゲームなど
さまざまな材質・形状・大きさがあります。

年齢ごとに興味の対象が移りかわるので、増えていく一方。
どのように収納すればよいのか困っているという声をよく聞きます。

おもちゃの収納について考える時、
どのような手順で行うとうまくいくか、ヒントをまとめてみました。

そのおもちゃ、今も使っていますか?

「もう今ある場所に入らないから新しい収納を買おう!」となる前にまず考えていただきたいことがあります。

赤ちゃんの頃は大きいぬいぐるみやブロックが大好き。
成長するにつれブロックはどんどん小さく。
ドールハウスを購入してみたら、指先ほどの細かいパーツに驚く。
ボードゲームで遊ぶようになり、今度は様々なサイズの箱が増えてゆく・・・

年齢に応じて遊ぶおもちゃが変わってきたことと思います。

収納場所がいっぱいになってきたら、まずはおもちゃの見直しをするところから始めましょう。

まだ自分の意思を表現できないうちは、子どもが遊ぶ様子をよく観察してみてください。
いつも手に取らないおもちゃがあるな、と気づいたらこっそり別室に移動してみましょう。

おもちゃの収納場所からなくなってしばら経っても気にしていないようならば、大丈夫です。
下の子が遊ぶ年齢になるまで保管しておくのもよいですし、 もう不要ということであれば友人や保育園などに譲ることもできます。

突然「あのおもちゃで遊びたいのだけど見つからない」ということもあるかもしれないので、 譲ったり、処分したりする場合は子ども本人に確認することが大切です。
ある程度大きくなれば子ども本人に「まだ遊ぶ・もう遊ばない」を聞いてみることもできますよ。

おもちゃはどこに置くのがよいのか

おもちゃの見直しが完了したら、置く場所について考えてみましょう。

ある程度の年齢までは「親と一緒に遊ぶ」ことが多いと思います。
その場合は絵本と同じように「子どもと一緒に過ごす場所」に置くのがベストです。

日中はリビングで過ごすという方が多いと思いますが、
おもちゃとインテリアとして見せたいか、
隠したいかによっておもちゃ収納の設置場所を変える必要があります。

一工夫すると、見た目も楽しく、子どももお気に入りのスペースを作ることができます。

リビングの一角にラグを敷く、棚で囲んだ場所を作る、壁に飾り付けをするなど、 キッズスペースのように特別な居場所をつくってあげると 子どもは喜んでそのスペースで遊ぶようになります。
インテリアにも馴染むおもちゃを選ぶのもよいですね。

おもちゃを隠したい場合は、 リビングと空間がつながる和室や収納などをうまく利用するのがおすすめです。
扉を開いておけば親の顔がいつでも見られる状態であれば、子どもも安心して遊べます。
来客時などは扉を閉めればすっきりです。

おもちゃ収納にふさわしい家具とは

置く場所を決めたら収納方法について考えます。 おもちゃの収納方法は「おもちゃの種類」によって大きく変わります。
いずれも取り出しやすく、片付けやすいようにまとめましたので、 ご自身でぴったりの収納や家具を見つけてみてくださいね。


□ぬいぐるみや大きいブロックなど、かさばるが軽いもの



「蓋のないおおきな籠やボックス」がおすすめです。
小さな子どもでも放り込むだけで片付けることができますし、
籠ごと他の部屋に持ち運ぶのも簡単です。

広げるとそのままプレイマットになる収納を兼ねた商品もあります。

インテリアに馴染むデザインのものを選べば、リビングに置いておいても気になりません。
多様なアイテムがありますので、ご自身のお気に入りを探してみてください。




□木のおもちゃなど硬くて重たいもの、おままごとの道具や食材など



オープンな棚に、普段から見えるように置くのがおすすめです。
高さ40~60cm前後の棚を選べば、上面が子どもにピッタリのプレイスペースになります。

トレー付きの積み木を選べばそのまま収納できますね。
細かいバーツは子どもの手でつかみやすいサイズの箱やかごに入れてみましょう。

おままごとのおもちゃの場合は小さめのパーツが多いため
奥行が浅い棚を選ぶと子どもも取り出しやすいようです。

自分で遊びたいおもちゃを取り出せる環境としてはオープン棚がぴったり。
特に小さいころは見えないところにおもちゃをしまってしまうと、
どこにあるか思い出すことができません。

いつでも見える環境にしておくことで、
「自分で選んで遊ぶ」という自主性を育むことにつながります。




□ブロックなど小さなパーツの多いもの



箱やジッパー付きの袋に種類ごとにまとめるのがおすすめです。
小さなブロックの場合は仕切り付きのボックスなどもいいですね。

ボックスごと取り出すこともできるので、必要なおもちゃだけを持ち運べます。

子どもが「使いたい」と思ったパーツを選び取りやすいよう、
遊びに集中できる環境を整えてあげることが大切です。




□ボードゲームなど箱にはいっているもの



購入時に入っていた箱をそのまま利用するのがおすすめです。
ルールが複雑なゲームも多いので説明書も一緒に入れておきましょう。

背表紙にタイトルが記載されている商品も多いので、
本のように立てて収納すると取り出しやすいでしょう。

本棚やリビングの棚に置き、 家族で遊ぼう!となった時にすぐ取り出せるとスムーズですね。


まとめ

おもちゃ環境の整え方…

① 今遊んでいるおもちゃを見極め、適正な量にする
② おもちゃを置く場所を決め、子どもが喜ぶ一工夫を
③ おもちゃの種類に応じて収納方法を工夫する

クリスマスやお正月を経て おもちゃの量が一気に増えたご家庭も多いと思います。
この3つの手順を参考に、親子一緒におもちゃと楽しく付き合う環境を整えてみてください。

一級建築士/ライフオーガナイザー
kiko

一級建築士・ライフオーガナイザーの視点から
インテリアともの選び、暮らしの工夫をご紹介いたします。 instagram

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