こどもの家具、と聞くとどのようなものを思い浮かべますか？
ベッドや椅子、テーブルなど成長に応じたサイズで作られているもの。見ているだけで幸せな気持ちになるカラフルなもの。姿かたちを替え、大人になるまで長く使えるオールマイティなもの。
様々なイメージがあると思います。
子育て世代の方たちに「こどもと家具」で悩みはありますか、と聞いたところ、おもちゃや本、洋服などの収納。学用品の整理方法、長く使える家具を知りたいなど様々な意見が寄せられました。皆さん様々な悩み事があるようですね。
こどもの家具の中で、どの年齢も使用する家具といえば椅子・机・収納の３種類でしょうか。
年々成長するこどもに合わせて、これらの家具をその都度買い替えることになってしまうとどのように処分するか悩みますし、金銭面でも大変です。
今回はこの３種類の家具について“なるべく長く使える家具を選ぶ”ために大切にしたい３つのコツをご紹介いたします。
サイズの調整できる家具を選ぶ
サイズのあった家具・成長に合った家具を選ぶことは、こども本人の生活しやすさや姿勢の良さ、また親の世話のしやすさにもつながります。
例えば座面や足置きの高さを変えられる椅子を選べば、幼児期～大人になるまで長く使うことができます。
色はシンプル重視で
「〇〇色が好き」と聞いたのでその色を取り入れた家具を選んでしまうと、「今は▲▲色が好き。こっちは嫌い」と突然言われた時困ってしまいますよね。
家具の色は、木、白、最近ではグレーなどシンプルな色を選ぶことがポイントです。
好きな色は小物や布ものでインテリアに取り入れる、家具の一部をＤＩＹで塗装するなどお子さんの趣味の変化にも臨機応変に対応できるようにすることがおすすめです。
最近は大人顔負けのデザインの製品もたくさんありますね。家具を選ぶ際は大人の好みを重視して選んでもよいと思います。
様々な場所に使えるオールマイティな家具を
例えばワゴン。ワゴンの特徴は何といっても移動が簡単なこと。
赤ちゃんの間はお世話グッズをまとめて。いつでもさっと取りやすい場所に置いておけます。お子さんのおもちゃ収納や、通園・通学グッズをまとめるのにも便利です。
こどもの家具としての役目が終わったとしても、キッチンや洗面所など他のスペースで大活躍します。
オープンラックは、絵本棚にしたり、収納ボックスを入れておもちゃを入れたり多様な使い方ができます。
リビングに置いて、低いところはこども専用にするなど高さで分ければ、家族みんなで使える収納を作ることもできますね。
まとめ
① サイズの調整できる家具を選ぶ
② 色はシンプル重視で
③ 様々な場所に使えるオールマイティな家具を
３つのポイントを参考にしながら長期間大切に使える家具を選んでみてください。
一級建築士／ライフオーガナイザー
kiko
一級建築士・ライフオーガナイザーの視点から
インテリアともの選び、暮らしの工夫をご紹介いたします。
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